ひびき 鍼を刺した時の痛みについて

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ひびき

針を刺したときに起こる「ひびき」とは?

針を刺したときに起こる「ひびき」とは?

鍼施術に興味はあるものの、「痛そう」という理由で敬遠されている方も多いのではないでしょうか。もしかすると鍼を注射のようにお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、実際にはまったく性質の違うもの。針による直接の痛み(=針が身体に刺さる痛み)は非常に軽微なもの。鍼施術の痛みは、皮膚を傷つけた際のものではなく、「ひびき」と呼ばれる特有のものです。

今回の「教えて!鍼・お灸の豆知識」では、この鍼特有の痛み「ひびき」についてご紹介します。

「ひびき」はツボを刺激している証拠

鍼を打ったときに感じる痛みは、注射のときのような「チクリ」とするものとはまったく異なります。身体の芯のほうで「つーん」としたり「ずーん」「じーん」としたりする痛みが「ひびき」です。
肩もみなどと同じように、施術箇所に不調がある場合は、その刺激を心地よく感じることが多いのです。「ひびき」はツボを正確に刺激している証拠で、むしろ良好な反応と言えます。

Pick Up! 神経が傷ついているわけではありません

なかには、しびれるような感覚がする場合もあるため、「もしかして神経を傷つけたんじゃ……」と心配される方もいらっしゃるようですが、鍼で神経を傷めることはまずありませんのでご安心ください。
強い「ひびき」があった場合、まれに数日残ることがありますが通常は半日~1日程度で消えます。