四十肩・五十肩に効くツボ

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四十肩・五十肩に効くツボ

肩関節周辺に炎症が起こる「四十肩・五十肩」。40代から50代の方に起こりやすく、肩の関節の周りがジンジンと痛み、腕を上げられない、腕を後方に回せないなどの症状が現れます。

症状を改善させるにはまず、肩を温めることが必要です。入浴などで事前に肩を温めてから、ツボを刺激するようにしましょう。お風呂上がりなどに以下のツボをお試しください。

肩髃(けんぐ)

ストレスなどによる症状に効果的なツボ。リウマチや通風、肩コリなどにも有効です。

仕事で疲れた時や肩がこったなと思った時は、軽く肩髃を揉むと楽になりますよ。揉んだり押したりするのとは別に、ドライヤーや蒸しタオルで温めるのも効果的です。

肩髃の場所

肩の先端にあるツボです。肩を水平に上げるときにくぼみができるところの前方にあります。

ツボ刺激の仕方

親指の腹を肩髃に置き、鎖骨に向かって筋肉を流すように刺激します。手のひら全体を使ってもみほぐすのも効果的です。

肩井(けんせい)

肩井(けんせい)

肩の痛みを改善するツボです。肩の血行不良や筋肉のコリを改善し、痛みを和らげます。

四十肩・五十肩だけでなく、寝違えなどにも効果があります。肩髃と一緒に肩全体をもみほぐすのも気持ちいいですよ。

肩井の場所

乳頭からまっすぐ上に上がった、肩の、筋肉がある部分のツボです。

ツボ刺激の仕方

ツボに対して垂直に長くやさしく押します。右肩は、左手の中指と人差し指、左方は、右手の中指と人差し指で押しましょう。

尺沢(しゃくたく)

肩井(けんせい)

腕にあるツボです。四十肩・五十肩などの関節痛のほかに、咳や鼻水といった呼吸器系の疾患にも効果があるとされています。風邪や鼻炎の際に、尺沢を刺激すると症状が楽になります。

尺沢の場所

肘の内側にできる横ジワの線上で、やや親指側にあるツボです。

ツボ刺激の仕方

親指の先をツボに置き、ゆっくり息を吐きながら押します。押すと指先までひびくほどの圧痛があるので、強く押すと刺激が強すぎてしまいます。やさしくゆっくり押してください。