中村美樹　ヨコハママッサージ治療院

なぜ鍼灸をはじめようと考えられたのですか？

私自身20歳の頃からずっと頭痛や肩こりに悩まされていました。

そして、父親も腰痛で知り合いの鍼灸院に治療を受け始めた頃に母がガンになり、病院の治療に東洋医学を併用することで痛みの緩和などのQOLの向上ができることに感銘を受け、鍼灸の道に進もうと思いました。

女性に特化した施術が多いのはなぜでしょうか？

『妊婦さん』というだけで断られてしまうケースが多いことを、自身の体験や治療実績を通じて知り、妊娠中の不快な症状の緩和、楽でスムーズな出産、産後の回復等に少しでも鍼灸治療がお役に立てればと思います。

また月経開始から、成熟期を迎え妊娠・出産、更年期を経て閉経し、老年期へ。女性の体はライフサイクルにあわせて変化を遂げていきます。その変化に対応したケアができるのも鍼灸ならではです。近年不妊治療をする方が増えていますが、妊娠を希望するずっと前から“体づくり”をすることの大切さを多くの女性に知っていただきたいと思っています。

施術する際、特に気をつけていることやこだわりを教えてください。

『鍼は痛いもの、怖いもの』というイメージを払拭するため、初めて鍼を受けられる方にはわかりやすく図解して説明するなど、鍼への理解を深めていただき不安を取り除けるように配慮しています。

鍼に関しては痛みを最小限に抑えた、受けていてとても心地の良い治療を心がけています。また灸も美的観点からヤケドや灸痕が残らないような方法をチョイスして細心の注意を払って施術しております。

これからの展望を教えてください。

鍼灸治療を受けた方が、より症状が改善されるはずなのに、その選択肢の1つとして鍼灸を選択されない方達もまだまだ多くいらっしゃいます。そういった方達が、鍼灸を気軽に選択していただける社会にしていきたいと思っています。

そこで、美容や他の技術を融合することで鍼灸の間口を広げ、より多くの方々に鍼灸を受けていただくきっかけになればと思っています。また鍼に対するイメージ（痛い・恐いなど）を払拭し、鍼灸の良さをもっと多くの方に知っていただきたいと思っています。
そのためには鍼灸師の質の向上と質の高い鍼灸治療を提供していていくことにあると思います。多くの人に質の高い鍼灸を提供していくためにも若手鍼灸師の育成にも力を入れて取り組んでいきたいと思っています。さまざまな症状に対する治療の選択肢の一つとして常に鍼灸が選択されるように切に願っています。

また、若いうちからの“母体づくり”の大切さを提唱しております。

美容や他の技術を融合することで鍼灸の間口を広げ、より多くの方々に鍼灸を受けていただくきっかけになればと思っています。また鍼に対するイメージ（痛い・恐いなど）を払拭し、鍼灸の良さをもっと多くの方に知っていただきたいと思っています。