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鍼灸師になるにはどうしたらいいの?
鍼灸院で鍼や灸を使った施術を行うのが鍼灸師です。人の健康や美容に携わる責任あるお仕事なので難しい業務もありますが、その分やりがいのあるお仕事です。
今回は鍼灸師になる方法や活躍する場所をご紹介いたします。
なぜ鍼灸資格取得者が増えているの?
寿命が延び誰もが長生きできるようになったものの、高いストレスなどが原因により生活習慣病や婦人科疾患、ストレスによる消化器障害など慢性的な疾患・障害が増えています。
これらの疾患は自律神経の失調に端を発しているケースが多いため、西洋医学だけでなく、自律神経にアプローチできる東洋医学の長所を活かして施術しようという動きが近年でてきています。また、幅広い施術によって患者さんのさらなる治療満足度・QOL(クオリティー・オブ・ライフ、生命の質)を高めようという社会的な背景もあります。このような状況もあり、東洋医学のひとつでもある鍼灸に昨今注目が集まっているのです。
鍼灸師のやりがい
鍼灸は、1時間ほどの時間をかけ、患者さんと十分なコミュニケーションを取りながらゆっくり行う施術です。患者さんとの関わりも深く、責任も大きい仕事といえますが、直接患者さんから症状改善の声や感謝の言葉を聞くことができることでやりがいも得られます。
鍼灸師が活躍する場所
鍼灸師の活躍の場は多岐に渡ります。鍼灸の資格は「鍼や灸を用いて施術をしてよい」という職業能力を保障するものであり、その技術を「何に活かすのか? どの分野で活かすのか?」ということに制限はありません。卒業後の進路については、以下のようなものがあげられます。
進 路
- 独立開業
- 就職(鍼灸治療院・病院・介護福祉施設など)
- 進学
(研究職:大学・大学院 教員:教員養成学校)
活躍している分野
- スポーツ業界
- 美容・エステ
- 訪問・在宅
- 国外で治療
鍼灸師になるためにはどうしたらいいの?
写真提供:ペイレスイメージズ
鍼灸師になるためには、高等学校卒業後、厚生労働大臣もしくは文部科学大臣が指定する専門学校・大学で3~4年間学ぶ必要があります。
学校によって異なりますが、90分の授業を1コマと考えた場合、概ね週に10コマ程度の講義を受け、うち3~4コマが実技授業です。学習領域は西洋医学系(解剖学、生理学、病理学など)、東洋医学系(経絡経穴、東洋医学臨床、鍼灸理論など)と多岐に渡ります。
そして、鍼灸を養成する学校卒業後に、国家試験を受験し、合格すると晴れて鍼師・灸師になれます。人の健康や美容に携わる国家資格だけに、知識・技術・人間性ともにそれ相応のレベルが必要です。
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沖縄統合医療学院 鍼灸学科
統合医療と地域医療の一翼を担う「医療人」の育成・教育を使命としている専門学校「沖縄統合医療学院」。特徴的なものとしてNPO法人沖縄統合医療団との協力のもと、海外の医療後進国でのボランティア活動を実施している点があげられます。
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