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「イライラ・不安・ストレス」に効くツボ
その1 神門(しんもん)
「神門は心に効く」と言われており、心臓や精神状態に深くかかわるツボです。気持ちがイライラして不安定な状態だと、心臓にも負担がかかるもの。神門を刺激すると、心が解きほぐされて、やさしい気持ちになれます。
またリラックスすることから、お通じを促す便秘のツボとしても知られています。
神門の場所
手のひらを上にして、小指側の手首の横ジワのところ。
ツボ刺激の仕方
手首を4本の指で支え、親指で神門を押さえます。その状態で手を反らせるように後屈させて、倒しきったら手のひら側にゆっくり戻します。これを繰り返すことでちょうどよい刺激が加わります。
その2 労宮(ろうきゅう)
心身が疲れてくるとストレスがたまりやすくなるもの。ストレスがたまっていると感じたときには、労宮のツボを刺激してみましょう。
労宮は「疲労の館」という意味があり、身体が疲れてくると凝ってしまうツボです。刺激することで血のめぐりをよくし、気持ちを落ち着かせることができます。
労宮の場所
握りこぶしをつくったときに、中指と薬指の先端が触れるあたりの中間。
ツボ刺激の仕方
手のひらを開き、反対側の手の親指で強めにゆっくり押しこむようにします。
その3 百会(ひゃくえ)
「100の経絡の出合う場所」として、鍼灸で重要視されるツボ。内臓の機能や血液・リンパのめぐりをコントロールする自律神経と直結し、その働きを整える役割があります。百会を刺激すると、頭のもやもやした不快感が解消され、全身のめぐりがスムーズになります。
百会の場所
頭のてっぺん。両耳と鼻の延長線が交わるところ。
ツボ刺激の仕方
人差し指・中指の腹を当てて、心地よく感じる強さで押します。極端に強く刺激しないように注意しましょう。
その4 三陰交(さんいんこう)
「女性のツボ」とも言われ、婦人科トラブルでよく使われるツボ。ホルモンバランスを整える働きがあります。三陰交を刺激すると、子宮のある骨盤内の血液・リンパのめぐりがスムーズになり、生理前後の身体の不調を改善へと導きます。
三陰交の場所
うちくるぶしのもっとも高いところから指幅4本上のところ。
ツボ刺激の仕方
親指で下から上に向かってググッと強く押します。左手の親指で右足の三陰交を、右手の親指で左足の三陰交を刺激します。
その5 失眠(しつみん)
失眠の「失」は失う、「眠」は睡眠の意味で、不眠に効果的なツボ。イライラして眠れないときに刺激すると、末梢の血液のめぐりがよくなり寝つきがよくなると言われています。
失眠の場所
踵(かがと)のちょうど中央。
ツボ刺激の仕方
手をグーにして、中指の第二関節で押します。ツボ押し棒や指圧器を使うのも効果的。
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