鍼灸のトラブル

どんなトラブルがあるの？その対応策は？

鍼灸は歴史も実績もある施術方法ですが、施術技術・効果についてはまだまだ知られていない部分もあります。特に、美容鍼灸に注目が集まっているなかで若い女性が受ける機会が増えていますが、施術に対して誤解している部分もあり、それがトラブルにつながっているケースがあるのです。

こちらでは、鍼灸院でこれまでに起こったトラブルとその回避策をご紹介します。「転ばぬ先の杖」としてぜひチェックしてみてくださいね。

トラブル1　内出血した！施術ミス？

トラブルの実際と対策

鍼施術は非常に細い針を使って丁寧に行いますが、それでもまれに内出血を起こしてしまう場合があります。これは毛細血管・皮下静脈を傷つけることで起こるもの。痕が残ることはなく、1～2週間で消えていきます。

ただし、問題なのは、顔や肌を露出する部分に起きてしまう内出血。顔に施術する場合には、実績が豊富で美容鍼灸などを専門に行う鍼灸院にお願いするようにしましょう。

トラブル2　カウンセリングっていらないの？

トラブルの実際と対策

現在起こっている症状や施術への要望を聞くことは、施術を行ううえで必要不可欠です。また、鍼灸師は患者様の症状を聞いたうえで、どのようなことが今身体に起こっているのかを判断し、東洋医学の観点からどのようなアプローチができるのかを患者様に説明する義務があります。

また、鍼灸は身体に刺激を与える施術ですので、それによって起こる出血や火傷のリスクをきちんとお話しするなど、いいことも悪いことも包み隠さず説明することが重要です。鍼灸院によって方針の違いはあるかと思いますが、患者様にきちんと説明責任を果たす鍼灸院を選ばれるべきだと思います。

トラブル3　 めまいがするのだけど、これって大丈夫なの？

トラブルの実際と対策

これは「好転反応」という症状で、鍼灸施術後に誰にでも起こる可能性がありますので、まずご心配いりません。好転反応とは、鍼灸施術により循環がよくなりすぎて（効きすぎて）起こる反応で、めまいや眠気、疲労感などの症状が現れる場合があります。時間が経てば自然とおさまるものですので、ゆっくりと休養して身体の回復を待ちましょう。